どうも、Tです。
vSphere環境とVMware Workstation Pro/Playerを使っている場合に、VMRC(VMwareりもーコンソール)が強制的にWorkstationで開いてしまう事象に嫌気がさしたので解決方法の備忘録です。
目次
環境
- vSphere 7.0u2
- Workstation Pro 16
問題
vSphere Clientを使用して仮想マシンのリモートコンソールを表示するときに下記のようにVMRCが開きます。(VMware Remote Consoleをインストールしている場合)
Workstation Pro/PlayerをインストールするとWorkstationを使用して開かれます。
原因
Workstationをインストールすることで、vmrcのレジストリが書き換えられることが原因です。
Workstationインストール前の状態
Workstationをインストールする前は、下記2つのレジストリの規定値は下記のようになってします。
HKEY_CLASSES_ROOT\vmrc\DefaultIcon
"C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Remote Console\vmrc.exe",0
HKEY_CLASSES_ROOT\vmrc\shell\open\command
"C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Remote Console\vmrc.exe" "%1"
Workstationインストール後の状態
Workstationをインストールすると下記のように書き換えられます。
HKEY_CLASSES_ROOT\vmrc\DefaultIcon
"C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\vmware.exe",0
HKEY_CLASSES_ROOT\vmrc\shell\open\command
"C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\vmware.exe" "%1"
解決方法
書き換えられた下記2つのレジストリをインストール前の「vmrc.exe」があるパスへ書き換えてあげれば元通り、VMRCでリモートコンソールが開けるようになります。OSの再起動などは不要です。
HKEY_CLASSES_ROOT\vmrc\DefaultIcon
"C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Remote Console\vmrc.exe",0
HKEY_CLASSES_ROOT\vmrc\shell\open\command
"C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Remote Console\vmrc.exe" "%1"
参考
まとめ
DefaultIconのほうだけ書き換えるだけでも大丈夫でしたが、よくわからんので2つとも書き換えました。今までモヤッとしてすごいてしましたが、とりあえずすっきり。