どうも、Tです。
自宅の検証環境にvSphere ESXiを使っていると、どうしてもデータストアに用いたストレージ速度が遅くストレスになります。
少しでも速いデータストア環境のために、市販のNVMe M.2 SSDを使おうと思いましたが、ネットで調べてみると安価なSSDなどではESXiが認識できないパターンもあるようです。
今回は、成功パターンの一例として備忘録です。
目次
やりたいこと
- 市販で入手できるNVMe M.2 SSDをESXiのローカルデータストアとして使う。
- PCIeスロットを使うためPCIe⇔M.2変換ボードを使う。
環境
ハードウェア
- サーバー:PowerEdge R730
- NVMe M.2 SSD:ソリダイム(旧インテル) 内蔵SSD 2TB 670p
- 変換ボード:GLOTRENDS M.2 PCIe NVMe 4.0/3.0 変換アダプター
サーバーは、中古で購入して検証に利用しているPowerEdge R730を使いました。PCI Express 3.0 とNVMeの最速を出すには少し古い規格ですが、お試しなので許容します。
SSDには、PCI Express 3.0対応のインテルの670pを購入しました(3万円くらい)。ソリダイムはインテルのSSD事業を扱う会社名になります。ESXiでM.2 SSDを使う場合、ドライバなどの関係でインテルかサムスンが良いらしいです。
変換ボードは、「PCI Express 3.0に対応している」「ヒートシンクが付いている」「安価」に購入できるものを購入しました(1000円くらい)。
ソフトウェア
- ESXi:7.0 Update 3e ビルド 19898904
ESXiは、記事執筆時最新のバージョンを利用しています。
ハードウェア準備
購入したNVMe M.2 SSDを変換ボードに搭載します。安い変換ボードのためかマニュアルなどはありませんでしたが、感覚でわかるレベルかなと・・・。
PowerEdge R730のPCIスロットに挿入します。挿入スロットは挿しやすそうなところに適応に挿しました。
データストア作成
搭載したESXiホストでNVMeストレージデバイスとして認識されました。
※操作はvCenterから行っています。
あとは通常のデータストア作成時と同じようにデータストアを作成します。
NVMeのデータストアが使えるようになりました。
参考
まとめ
共有データストアとしては利用できなくとも、高速なデータストアが使えるのは魅力的ですのですんなり使えるようになってよかったです。下手に安価なNVMe M.2 SSD購入しなくてよかった・・・。
どれくらい速いかは、また時間をとって検証してみたいと思います。