どうも、Tです。
開発や構築しているときに、SNMPトラップ通知を受け取るSNMPマネージャーが手軽に欲しいときありますよね。Linuxやがっつり監視サーバーを構築するのもありですが、SNMPトラップ受信の確認をサクッとできるTWSNMPを使ってみます。
目次
やりたいこと
TWSNMPをインストールしてSNMPトラップを受信する。
TWSNMP紹介
TWSNMPマネージャは、個人の方が開発しているフリーソフトウェアになります。2011年から開発されていなかったのですが、2020年に復刻版として新しく誕生していました。
復刻版からの詳しい使い方は、製作者がNoteにまとめてくれています。
環境
TWSNMPインストール先:Windows Server2019
TWSNMPインストール
下記からインストーラをダウンロードします。
ZIPファイルがダウンロードされるので、展開したフォルダのインストーラファイルをダブルクリックします。
Defenderで警告がでるので「詳細情報」をクリックします。
「実行」をクリックします。
「使用許諾契約書に同意します」にチェックをいれ「インストール」をクリックします。
インストールが終わったら「完了」をクリックします。
「TWSNMP」をクリックします。
起動したら「新規」をクリックします。
TWSNMPが仕様するデータベースファイルの保存先をとファイル名を決定して「保存」をクリックします。2回目以降は、起動画面の開くからこのデータベースファイルを指定します。
起動しました。
TWSNMP設定
マップ設定
最初にマップ設定を行います。
空白の部分で右クリック->「マップ設定」をクリックします。
マップの名前などを設定します。ここで「SNMP Trap」を「Enable」にし、「Save」をクリックします。
マップの名前が反映されました。
監視ノードの登録
監視ノードを追加します。「自動発見」「手動登録」の2種類があります。今回は手動登録を使いますが、自動発見も紹介だけしておきます。
自動発見
「空白で右クリック」->「自動発見」をクリックします。
ここで開始IPと終了IPを入力して、Startをクリックするとノードの登録が始まります。
手動登録
手動登録は特定のノード追加に使います。
「空白を右クリック」->「新規ノード」をクリックします。
ノードに関する情報を入力し「Save」をクリックします。
ノードが追加されました。
ポーリング設定
SNMPトラップ受信に必須ではりませんが死活監視だけしておきます。「ノードを右クリック」->「ポーリング」をクリックします。
「新規」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
種別をPINGのまま任意の名前を付けて「Save」をクリックします。
ポーリング(PING)の定義ができました。「閉じる」をクリックします。
数秒程度でTWSNMPマネージャーから監視ノードにpingが行えていればノードのアイコンが緑色になります。
Trap確認
SNMPトラップ状況の確認方法です。事前に、他の機器などからSNMPトラップを飛ばしておきます。
上部にある「ログ表示」をクリックします。
「SNMP Trap」タブをクリックすると受信できていることを確認できます。ここの画面はリアルタイム更新されません。また、デフォルトで2時間という短い時間でフィルタリングされてます。
この画面を出したままトラップ確認するときは、画面下部の検索を随時クリックしてください。
MIB追加
復刻版でMIBファイルの取り込が行えるようになっていました。
上部の「MIBデータベース」をクリックします。
「MIB追加」をクリックします。
追加するMIBファイルを選択して開くをクリックします。
追加したMIBはリストに表示されます。削除するときは、リストからMIBを選択して、「MIB削除」をクリックで削除できました。
参考
まとめ
復刻版で動きがちょっとモッサリな感じもしますが、手軽にSNMPの確認が行えるのはいいですね。