適応障害・うつ病で服薬中は、献血できない可能性が高いです

暇を持て余しながら、街中をぶらぶら〜。

なんとなく献血の看板が目に入り、喉も渇いたので、人の役に立ちたいと思い受付にふらーっと入って受付のお姉さんと色々と手続き。

そこの注意書きの一文に目が行った。

注意書き「薬を飲んでいないこと。」

注意書き「薬を飲んでいないこと。」

注意書き「薬を飲んでいないこと。」

T「毎日、薬飲んでるじゃん!」

僕は、適応障害治療のためにサインバルタカプセルを飲んでいる。

受付のお姉さんに伝えると、なにやら分厚いリストファイルを持ち出して調べ始めた・・・

お姉さん「そのお薬は成分が強いようなので、3日以上は献血は無理ですねぇ」

T「承知!」

というわけで、献血はできずジュースが手に入らなかった、人の役に立てなかったわけである。

と、ここで疑問に思った。僕は適応障害になるまで大きな病気もないし薬を飲み続けるって風邪くらいしか記憶にない。

今までの献血の時は、薬など服用していなかったためスルーしていたが、どんな薬はダメなんだ?と疑問に思った。

軽く調べた範囲でわかったことを記載。

この辺りの細かいことについては、高知県赤十字血液センターのサイトに記載があったので、

引用させてもらう。東京都の赤十字血液センターに同様の記載がなく簡略化されていたので、高知県のものがわかりやすいだろう。

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そもそも服用していると献血できないのか?

以下のような説明がある。なんでもかんでも薬飲んでたら即ダメよ!というわけではないらしい。

以下のお薬については、献血当日に服用されている場合でも、原則として献血にご協力いただけます。 ただし、献血にご協力いただけるか否かの判断は、お薬の種類だけでなく、ご本人の体調、服薬目的、症状等を考慮して、検診医が最終的な判断を行いますので、ご理解下さい。 できれば、服薬中又は服薬していた薬剤あるいは説明書をご持参ください。

どんな薬がダメなのか?

じゃあどんな薬ならダメなのよ!?ということで、大きく以下の3つに別れていた。

当日服用していても採血可能な薬剤

あまり聞かない名前もあるけど、日常的に飲んでそうなものが多くある。

  1. ビタミン剤
    貧血治療薬、ビタミンKを除く
  2. ミネラル剤
    貧血治療薬を除く
  3. 漢方薬
    肝疾患、感冒、喘息等のために服薬している場合を除く
  4. 高尿酸血症治療薬(痛風)
    ザイロリック、ユリノーム、パラミジン、リボール等
  5. 高脂血症治療薬
    エパデール、ロトリガ等を除く
  6. 花粉症治療薬
    セレスタミン等を除く(セレスタミン等ステロイド含有薬は服用中止後3日以上経過後採血可。)市販の抗アレルギー薬は当日服用可
  7. 胃腸薬
    感染性下痢症のある場合を除く(制吐剤は当日不可)
  8. 低用量・中用量ピル(女性ホルモン)
    避妊目的や更年期障害や月経困難症等の補充治療法に用いている場合、低用量ピルの服用は採血可。
    月経移動(周期変更)・機能性出血を目的に服用する中用量ピルも採血可。
  9. サプリメント
    (栄養補助食品)
  10. 抗潰瘍剤
    潰瘍予防薬として用いている場合は可、現在消化性潰瘍のある場合は治癒するまで不可。逆流性食道炎治療は採血可
  11. 緩下剤
    アローゼン、センナ、セレミンソフト、プルセニド、ひまし油など
  12. 降圧剤
    心、腎、血管系の合併症がないこと。
    高血圧症の治療薬として複数内服も可、血圧がほぼ正常にコントロールされていることが条件。
    当日の血圧を考慮します。
  13. 過敏性腸症候群治療薬
    トランコロンなど、抗うつ薬でなければ採血可。
  14. 局所投与の薬物
    点鼻薬、点眼薬、吸入、外用薬(塗り薬、貼り薬)

当日服用していなければ採血可能な薬剤(前日まで服用可)

適応障害の人なら、飲んでいそうな睡眠薬・抗不安剤が入っている!

  1. 内服用筋弛緩剤
    アロフト、ミオナール、テルネリン、ムスカルム等
  2. 睡眠薬、抗不安剤(安定剤)
    原疾患、体調が参考とされる
  3. 消炎酵素剤
    ノイチーム、レフトーゼ等(炎症症状がない場合)
  4. 前立腺肥大治療薬
    アボタード、アボルブ、ザガーロ(6ヵ月後採血可)、
    プロスカー、プロペシア(1ヵ月後採血可)を除く
  5. 利胆剤
    ウルソ、コスパノン等(基礎疾患による)
  6. 市販薬
    (1)抗菌剤のはいっていない風邪薬…当日症状がないこと、(2)市販の消炎鎮痛剤
    (ただし(1)(2)とも血小板成分採血は内服中止後3日以上経過後に採血可)
  7. 去痰剤
    抗菌剤のはいっていない風邪薬を前日服用疾患により症状が落ち着いていれば当日採血可能な場合があります。
  8. 高脂血症治療薬のエパデール、ロトリガ血小板採血以外については当日内服していなければ可。血小板成分採血については服薬中止後3日以上経過後採血可。
  9. 消炎鎮痛剤
    血小板採血以外の場合は症状がなく落ち着いていれば前日までの服用は可。血小板採血は服用中止後3日以上経過後採血可。

服薬中止から3日以上経過していれば採血可能な薬剤

これまた、適応障害の人なら飲んでそうな抗精神剤がランクインしている!!

※服用最終日を「1日目」とカウントし、「4日目」から採血可

  1. 抗精神剤、抗うつ病(抗不安剤、安定剤を除く。)
    体調が参考とされる
  2. 抗菌薬(抗生物質、合成抗菌薬)、抗真菌薬、抗ウイルス薬
    当日症状がなく治癒している場合
  3. 止痢剤
    アドソルビン、タンアンルビン、フェロベリンA、ロペミン等(感染性下痢に注意)
  4. 喘息治療薬
    キサンチン誘導体などの内服薬、β2刺激薬(吸入薬、貼付薬を含む)。
    1か月間発作がなく発作予防的吸入薬のみであればは採血可能。)
  5. 痛風発作治療薬
    コルヒチン
  6. 事後に服用するピル(中用量ピルを含む)
  7. 花粉症治療薬
    ステロイド系抗アレルギー薬(セレスタミン等)
  8. 特殊な治療薬については、原疾患などを考慮した検診医の判断になります。

まとめ

今日のお姉さんの口ぶりからすると、サインバルタは抗精神剤に分類されているのかな?

上記から、適応障害・うつ病で薬を服用している人は高い確率で献血ができないだろうと思われる。

受付のお姉さんは、かなり分厚いリストをみていたので関係者用にもっと細かいリストがあるのだろう。

なので、どうしてもジュースが欲しい献血がしたい人は献血の受付で薬の種類を伝えて調べるのがベストだ。

先ほどのサイトにも以下のような文言があったので、億劫に思う必要はないはずだ。

※服薬しており不安のある方は、遠慮なく検診医、職員にご相談ください。

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