どうも、Tです。
Windows Subsystem for Linux(以下、WSL)がWindows 10 Fall Creators Update(バージョン1709)で正式提供されてから、ちゃんとインストールしてなかったなと思いだしたので、整理もかねて記載しておきます。
WSL(Windows Subsystem for Linux)とは?
以前、Ubuntu on Windowsなどと呼ばれていた、Windows上でLinuxをネイティブに動作させる環境に使われているのがWSLです。
WSLを経由してLinuxが使っているシステムコールをWindowsAPIへ変換してくれてるっぽいです。
Windows 10 Fall Creators Updateから、正式な対応が提供されUbuntu以外にもSUSE、Debianなども提供されるようになりました。
環境
今回は、新しいノートPCに新規インストールしました。
Windows10 1803(OSビルド17134.164)になります。
WSLのメリット
別に仮想マシンでいいんじゃね?と思う方もいると思いますので、使ってみて感想です。
起動が早い
仮想マシンより圧倒的に起動が速いです。コマンドプロンプト開くレベルの速さ。
Linuxを使おう!ちょっとコマンド確認しよう!といった時、などは結構便利。
ハードウェア処理が速い
Windowsのホストハードウェアを利用するときは、WSLが圧倒的に早いです。
ホスト型仮想マシンは、まだまだハードウェアリソースを使うのにボトルネックがあるため、少々遅くなります。
導入が楽・小容量
セットアップが簡単です。数クリックで済むので非常に楽ですね。
あと、容量が小さいです。仮想マシンでも小さく作れますが、メモリスワップファイルとかどうしても動かすための領域が必要になるので、WSLはメリットですね。
Windowsのファイルも扱える
WSLのLixnuからは、WindowsのCドライブ、Dドライブなどが勝手にマウントされファイル操作が簡単に行えます。
WSLインストール方法
まずは、WSLをインストールしていきます。
スタートボタンを右クリックして「アプリと機能」をクリックします。
右側にある「プログラムと機能」をクリックします。
コンパネの「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
「Windows Subsystem for Linux」にチェックを付け「OK」をクリックします。
インストーラーが実行され、完了すると下記画面が表示されるので「今すぐ再起動」をクリックして再起動します。
再起動後の起動時に少々時間がかかりますので、しばらく待ちましょう。
Ubuntuインストール
再起動が完了したら、Linuxのインストールを行います。
今回は、Ubuntuをいれる想定で記載します。
Windowsのメニューから「Microsoft Store」を選択してクリックります。
「Microsoft Store」の検索メニューで「Linux」や「wsl」などで検索してみます。
微妙に日本語が怪しいですが、下記の画面で「アプリを入手する」をクリックします。
WSLで利用できるLinuxディストリビューションの一覧がでてきます。
今回は、Ubuntuを入れたいのでUbuntuをクリックします。
下記画面で「入手」をクリックします。
インストールが始まるので待ちましょう。
ちなみに、この画面の下の方には、動作環境などの詳細な情報が記載されています。
インストールが完了するとWindowsのメニューにUbuntuのアイコンが追加されます。
先ほどの画面のボタンが「起動」に変化しました。
「起動」ボタンを押すか、Windowsメニューの「Ubuntu」をクリックしましょう。
初回起動時にファイル展開が行われるため少々時間がかかります。
待ちましょう。
ユーザー作成について聞かれるので、ユーザー名とパスワードを設定しましょう。
これで、Ubuntuが使えるようになりました。
バージョンを確認すると16.04が入っています。
あれ・・・個別で探したら18が提供されていたのに?と思いましたが、とりあえず問題ないので、これでいいか・・・。
最後に、「apt update」 「apt upgrade」でパッケージを最新化しておきましょう。
ネイティブで動くとは言っていますが、実際すべてのパッケージが使えるわけではないとアナウンスされています。
使っているところ、Web・開発用途では大きな問題はなさそうですが、WSLを経由している関係上やはりハードウェアの操作は結構制限がついていますね。
こちらは、別途まとめていければ・・・。
2つ以上のLinuxをインストールしたい場合
いやいや、私は、UbuntuもSUSEも両方使いたいのよ!って時には、簡単に2つ目以降も導入できます。
「Microsoft Store」から同じ手順で進み「入手」クリックします。
インストールが終わるとWindowsメニューにアイコンが追加されます。
最初の起動だけは少々時間かかるのは一緒です。
ユーザーとパスワードを設定して・・・・・
使えるようになりました。
あとはパッケージをアップデート。
これで、複数のLinuxをWSLで使用できます。
まとめ
まぁ色々メリットを言っていましたが、僕は仮想マシンをメインで使って、WSLが得意なところは、WSLを使っています。
ただ手軽にLinuxを用意できるのはありがたいですね。特にMacがない環境では重宝します。
FedoraもWSLに対応するそうなので、僕はそれが待ち遠しいです。(CentOSユーザーなので・・・・)
海外では書籍も出てるので、日本でもそろそろ何かしら書籍化しそうですね。
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前に本やで下記をぱらっと見かけましたが、今となってはどこまで使えるのか少々不安です。
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楽しみにしておきましょう。