どうも、Tです。
マイクロソフト製品の検証の際、すべてのライセンスは購入できないので、マイクロソフトパートナーネットワーク(以下MPN)のMicrosoft Action Pack(以下MAPS)を契約しています。
クレカ支払いができないために、契約更新に非常に手間がかかったので誰かの役に立つかなと思い備忘録です。
目次
Microsoft Action Packサブスクリプションとは?
MAPSですが、44,000円(年間)で「普通は見えないホワイトペーパーを見える」「マイクロソフト製品の更新情報などが通知される」「マイクロソフト製品のライセンスを検証目的で利用できる」などの特典が多数ある非常にお得なサブスクリプションです。
マイクロソフトパートナーになることで、契約を行うことができます。本来は、製品の拡販のためのものですが、開発者としても無視できないほど有用です。
マイクロソフトパートナーについては、下記のURLに記載されています。
MAPSについては、下記のURLに記載されています。
利用できるソフトウェアは、下記の「マイクロソフトアクションパックサブスクリプション」でリストをダウンロードできます。
2020年9月時点では下記のようになっております。この特典どうなっとるんやと思えるほどそろっています。
Apps & Infrastructure
Microsoft Software | Product Type | License Grants |
Azure AD Basic | Cloud Service | 5 |
Microsoft Azure | Cloud Service | US$100 monthly credit |
Microsoft Software | Product Type | License Grants |
Microsoft Visual Studio Professional Subscription | On-Premises | 3 |
R Server for SUSE Linux | On-Premises | 1 |
R Server for Teradata DB | On-Premises | 1 |
System Center 2019 Client Management Suite | On-Premises | 10 |
System Center 2019 Standard | On-Premises | 16 |
System Center Configuration Manager (current branch) | On-Premises | 10 |
System Center Endpoint Protection (current branch) | On-Premises | 10 |
Windows Server 2019 CALs (not edition specific) | On-Premises | 10 |
Windows Server 2019 Essentials | On-Premises | 1 |
Windows Server 2019 Remote Desktop Services (RDS) CALs | On-Premises | 10 |
Windows Server 2019 Standard | On-Premises | 16 |
Windows Storage Server 2016 Workgroup | On-Premises | 1 |
Business Applications
Microsoft Software | Product Type | License Grants |
Microsoft Dynamics 365 – Customer Engagement | Cloud Service | 5 |
Microsoft Dynamics CRM Workgroup Server 2016 | On-Premises | 1 server license provides access to five users. |
Data & AI
Microsoft Software | Product Type | License Grants |
Machine Learning Server for Hadoop | On-Premises | 1 |
Machine Learning Server for Linux | On-Premises | 1 |
Microsoft SQL Server 2019 Standard (per core) | On-Premises | 2 |
Modern Workplace
Microsoft Software | Product Type | License Grants |
Enterprise Mobility Suite | Cloud Service | 5 |
Microsoft Intune | Cloud Service | 5 |
Microsoft Office 365 E3 | Cloud Service | 5 |
Microsoft Software | Product Type | License Grants |
Advanced Threat Analytics Client Management License | On-Premises | 5 |
Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) 2015 | On-Premises | 10 |
Microsoft Exchange Server 2019 Standard | On-Premises | 1 |
Microsoft Exchange Server 2019 Standard CALs | On-Premises | 10 |
Microsoft Office Professional Plus 2019 | On-Premises | 10 |
Microsoft Project Professional 2019 | On-Premises | 1 |
Microsoft SharePoint Server 2019 Enterprise | On-Premises | 1 |
Microsoft SharePoint Server 2019 Enterprise CALs (include Standard CALs) | On-Premises | 10 |
Microsoft Skype for Business Server 2019 | On-Premises | 1 |
Microsoft Skype for Business Server 2019 Standard CALs | On-Premises | 10 |
Microsoft Visio Professional 2019 | On-Premises | 1 |
Windows 10 Enterprise (Current Branch or LTSC 2019) | On-Premises | 10 |
Windows 10 Professional (Current Branch or LTSC 2019) | On-Premises | 10 |
Windows Embedded 8 Standard | On-Premises | 10 |
Windows Embedded 8.1 Industry Enterprise | On-Premises | 10 |
Windows Embedded 8.1 Industry Pro | On-Premises | 10 |
Windows Embedded POS Ready 7 | On-Premises | 10 |
問題
問題は、Action Pacの更新が近づいてきてメールが通知された1文から始まりました。
台湾、韓国、日本では、マイクロソフト パートナー ネットワークの更新および購入について、クレジット カードによる支払いを一時的にご利用いただけません。
はい。クレジットカードの支払い設定をしていたのですが、使えないようです。実は、マイクロソフトパートナーサイトにこの表記はでていたのですが、自分が更新するころには直っているだろうと高をくくっておりましたが、半年以上継続しています・・・・。ここから戦いが始まりました。
前提
やり方がよくわからないので、パートナーコールセンターに問い合わせしました。この電話番号はつながりますが、ガイダンスの最後で電話サポートを終了したアナウンスが流れます。気を付けましょう。
更新の手続きのスクリーンショットを記載してますが、僕の口座(三井住友銀行)のネットバンクからの操作です。銀行によって異なるので読み替えてください。
メール通知でクレジットカードの代わりに「電信送金してください」とあります。電信送信と聞いてまず最初に電信海外送金と思い「あぁ、マイクロソフトだから海外口座になるのか・・・手数料高いな・・・」とか思ってましたが、この電信送金は銀行口座からの普通の振込です。
これを調べるのにえらく時間をかけてしまいました・・・・。一応、銀行の窓口に問い合わせしたところ、普通の振込も「電信送金」ということでした。海外か国内かは、要件によるので振込先に確認してくださいと・・・。サポートに電話もメールもできないので確認できないんですけどね・・・。
普通に振込で更新できたので、手順をまとめます。
メンバーシップの更新方法(電信送金)
更新MAPSの注文
マイクロソフトパートナーネットワークのサイトからログインし、マイクロソフトパートナーセンターに移動します。
「MPN」->「概要」->「メンバーシップオファー」画面の下部を見るとMAPSの有効期限が2020年9月12日に切れることがわかります。
同画面の購入オファーにMPASがあるので、「変更」をクリックします。
連絡先と金額が表示されます。間違っていないことを確認して「次へ」をクリックします。
購入内容が表示されます。「電信送金に関する指示」に支払先のマイクロソフトの口座番号などが表示されるのでメモして、「送信」をクリックします。
ちなみに、マイクロソフトの銀行口座は、シティバンクで口座が日本国内のものであるとわかります。
注文が送信されたことを確認して、「閉じる」をクリックします。ここに表示されてりう「」「注文番号」と「MPN ID」は振込の際に使うのでメモしておきます。
1つ注意点として、支払いを行ってMAPSの更新が行えるまで(購入済みとみなされるまで)に5日から7日必要になります。営業日なのか不明ですが、僕の場合は振込後に土日も含めて3日間かかりました。最大7日かかると考えて余裕をもって振込を完了させましょう。
MAPSの状態を見ると「保留中の支払い」になっています。
MSへ支払い(電信送金)
発注時の内容で振込を行います。インターネットバンクを使いました。この振込明細はあとでMPNでアップロードするのでスクリーンショットをとっておきましょう。店舗で行った方は、振込明細を写真などでデータ化しましょう。
MPNの更新通知のメールに下記の案内があります。が、振込の際にそんな備考欄はありません。そのため、依頼人の名前のところに「MPN ID」と「注文番号」と「自分の名前」を続けて記載するようにしました。半信半疑でしたが、更新できたので問題ないと思われます。
電信送金のコメント欄に以下の情報を記入していただくと、注文との照会が可能となり、お支払いが迅速に処理されます。
• MPN ID
• 注文番号
• マイクロソフトの銀行識別番号
振込を完了したら、マイクロソフトパートナーセンターに再度ログインします。
購入オファーのアクションの「支払証明のアップロード」をクリックします。
「支払い日」「支払先口座番号」「支払証明」を入力し「保存」をクリックします。支払証明は振り込んだ時の明細スクリーンショットをアップロードしました。
これで、支払に関する手続きが完了しました。
あとは、マイクロソフトさんのほうで振込確認が行われるまでひたすら待ちます。
MAPS更新の確認
マイクロソフトさんのほうで、振込の確認が行われると件名が「Your MPN Microsoft Action Pack Subscription is active」の下記メールが届きます。
MAPSの状態を見ると「アクティブ」になっておりオファー終了日も1年延びていることがわかります。
「MPN」->「特典」->「ソフトウェア」などのライセンス関連の画面を開くと下記のような画面が表示されるので、「MAPS」を選択し「保存」をクリックします。
ライセンスの有効期限も伸びました。
2020年9月22日追記
Microsoft365(旧Office365)管理センターで更新作業が必要でした。
下記の記事を参照ください。
参考
まとめ
やっぱりクレジットカードが使えないのは面倒です。早くクレジットカードが使えるようになってくれることを願っています・・・。
有効期限が切れてしまったり、振込処理を間違うと他の手順が色々必要になりそうだったので、気を付けるようにしましょう。