あらまし
知ってる方はわかると思いますが、このブログは「レンタルサーバー+WordPress」で運用しています。
このブログは、なんとなく適応障害のために始めた完全な個人ブログで商用利用も予定もありませんが、なぜ無数にある無料ブログ(ライブドア、はてな、Bloggerなど)ではなく、WordPressを選択したのか備忘録です。
基本的には、個人ブログであれば無料ブログで必要十分と考えていますが、個人的に譲れないところがありWordPressを選択しました。
無料ブログ vs WordPress メリット・デメリット
まず、ブログを始めるときにカテゴリごとに考えました。
Tは、エンジニアではありましたが、ブログ運営についてはど素人でしたので、エンジニアの知識を元に一般的な情報から比較しました。
もしかしたら、無料ブログでもこれらを網羅できるものもあるかもしれませんが・・・。
カテゴリ | 無料ブログ | WordPress |
コスト | ◎ | × |
手間 | ◯ | × |
カスタマイズ | ◯ | ◎ |
集客 | ◯ | △ |
収益 | △ | ◯ |
セキュリティ | ◯ | △ |
データ保存 | △ | ◎ |
プライスレス | △ | ◎ |
コスト
まずコストからですが、こちらは無料ブログが有利です。
なにせ無料です。いくらでも、どんどん無料で作れてしまいます。
対して、WordPressの場合レンタルサーバー側の制限があるためマルチドメイン対応でも数が制限されます。
そもそも、レンタルサーバー費用とドメイン取得に年間数千円程度はどうしても必要になりなります。
安くなっているといわれるクラウドIaaSを利用してもレンタルサーバーより割高です。
手間
手間ですが、こちらはブログ自体を作成する時間です。
こちらも、無料ブログが有利です。
無料ブログは、専門知識のあまりない一般の人に使ってもらうことを想定しています。
そのため、すぐに簡単に使えるように作られているのが一般的です。
対して、WordPressは自分でインストール・設定が必要です。
インストール済みでレンタルされる場合もありますが、レンタルサーバー自体の手続きやドメイン取得の手続きは、知らない人からするとかなりの手間です。
コンテンツ(記事)の作成自体は、どちらも同じような手間かと考えています。
カスタマイズ
カスタマイズは、機能追加や装飾の変更です。
こちらは、WordPressが有利です。
様々なテーマやプラグインが公開されているので、必要なものを必要なだけ導入することが可能です。また、Webプログラミングの知識があれば、自由自在なカスタマイズが行えます。
無料ブログは、誰でも使えるようになっているため、あまり細かい部分はさわれませんし、ブログが規定している機能以外は、こちらで制御できません。
とはいえ、最近は様々な機能が搭載されているので、個人のブログ運営だけを考えると無料ブログでも必要十分な機能は搭載されているかなと感じました。
集客
集客とは、ブログへどれだけ人を集められるか(ブログを読んでもらえるか)です。
これは、無料ブログが有利と考えます。
SEOの観点からいくと、無料ブログはGoogle検索に嫌われる傾向がありますが、ブログ運営者自体で独自のランキングシステムを採用していたり露出度が高まります。
そもそも大手のブログサイトだと、それだけ人が集まっているのでみられる可能性が高くなります。
WordPressは、SEOでは無料ブログより有利ですが、SEOをどのように活用するか・SNSなどの誘導については、完全にWordPressの管理者(今回で言えば、僕)の手に委ねられます。
SEOもうまくいけばいいですが、流れの早いため追いかけるのもある程度大変ですし、
人を集めるのはWebサイトにとって一番大変な作業です。
収益
収益は、アフィリエイトなど広告収入などで何かしら収入を得られるかです。
こちらは、WordPressが有利です。
Googleアドセンスなどは、無料ブログでは申請できませんし、他のアフィリエイトでも通らない可能性が高いです。
有料で独自ドメインを取得しているWordPressがかなり有利な立場になります。
また、無料ブログは強制的にブログ運営社の方の広告が貼られるパターンが多いです。
その場合、広告の配置場所はいいところをブログ運営社に取られてしまいます。
WordPressであれば、内容さえ整理していれば大体のアフィリエイトに登録できますし、
広告場所もこちらの自由で決めることができます。
セキュリティ
セキュリティは、外部からのブログ乗っ取りや悪用に対してどれくらい有利かです。
こちらは、無料ブログが有利です。
無料ブログもアカウント・パスワードなど最低限のセキュリティ対応は必要ですが、その他はブログ運営社が担保してくれます。
WordPressは、上記以外にもテーマ・プラグインやカスタマイズしたプログラムコードに対してもセキュリティ対応が必要になります。
しかも、WordPressはCMSの事実上のディファクトスタンダードになっているため、クラッカーなどから狙われる可能性が非常に高いです。
それ以外にもレンタルサーバーのセキュリティに関してもある程度把握する必要がでてくるため、敷居は一気に高くなります。
データ保存
データ保存は、ブログ記事の保存性がどれだけ高いかです。
これは、WordPressが有利です。
TがWordPressを選択した決定打でもあります。
WordPressは自分の好きなタイミングでバックアップを取得できます。
レンタルサーバー側でもバックアップ機能を提供するのが一般的なので、何重にかバックアップを取得することにより最新の状態を常に保存できます。
無料ブログは、バックアップデータの管理は行えません。
無料ブログのサービス終了になると、それまのブログ記事は無になります。
消滅してしまいます。
無料ブログからWordPressへの移行も不可能ではないですが、かなりの問題があり手間が必要になってきます。
WordPressであれば、レンタルサーバーをやめても自分のPCにWordPressを導入してローカルにブログ記事を保存しておくことも可能です。
Tは、ブログ運営をするのでれば有用な情報を残しておきたいと考えているため、サービス終了とともにそれまでの記事を手放すことは考えられませんでした。
プライスレス
ブログを運営することによって、得られる知識(プレイスレス)です。
こちらは、WordPressが有利です。
どちらでも、記事の書き方やアクセスアップの方法を考えて知識がつきますが、
WordPressは、かなり細かいことが可能なためWebについて悩み調べる機会が圧倒的に多くなります。その分得られる知識もWordPressの方が質もレベルも高くなると考えています。
Tは、元エンジニアのため可能であればそういったノウハウはためたいと考えています。
まとめ
大きくは外れてないかなと考えていますが、各項目をどのように捉えるかは、これからブログを作成する読者自身のゴールポイントや知識レベルで様々です。
この記事が、多少の助けになれば幸いです。