どうも、Tです。
エンジニアたるもの、無職になろうとも何か作るときにはドキュメントを書くものです。
フローチャート、ネットワーク図、接続図、UML、ワイヤーフレーム、サイトマップ、ER図などなど。
無職しながら、こつこつ作成したいものの構想をだしている最中ですが、ツールがない!
このあたりを作成するのに、Microsoft Office Visioが結構使われているわけですが、およそ5万円。個人で購入するにはかなり躊躇する値段です。
そこで探して、試していきついたのが、draw.ioでした。
https://www.draw.io/
仕事でVisioを使っていた僕の観点で、draw.ioのいいところ・悪いところを確認してみました。ちなみに僕が最後に使ったのはVisio2010なので相当古いです。
draw.ioとは?
Web上でフローチャートなどを作成できるWebアプリです。
Visioのような機能は一通り使える力を有しております。
試しにちゃちゃっと簡単な構成図を作ってみました。
デザイン性については、僕の力量なのでdraw.ioのせいではございません。
なぜ、draw.io?
Visioの類似ツールや一部を補完するツールは、いろいろありますが有料だったり、無料での機能制限があったり、使い勝手が微妙だったりと満足するものがなく、行きついたのがdraw.ioでした。
プロジェクトで費用が落ちるなら有料版でいいんですが、いかんせん無職なのでここに金をつぎ込むわけにはいかんのです。
draw.ioのすごいところ
個人・商用問わず無料!制限なし!
draw.ioは、個人商用問わず無料です。そして、機能制限もありません。
というか、Apache v2ライセンスでオープンソースとして開発しており、Githubで管理されていました。2018年現在のところコミットもどんどんされているようなので安心です。
余談ではありますが、ちゃんと販売もしていました。サポートがつくようですが、メニュープランをみているとアトラシアンと何か深い関係があるのか気になりますね・・・・。
今度調べてみよう。
完全日本語対応
日本語対応です。デフォルト英語ですが、2クリックで日本語への変更が可能です。
メニューからメッセージに至るまで日本語化されています。
今のところ意味のわからない訳もなさそうです。
保存場所選択可能
ローカルドライブはもちろんのこと、Googleドライブ・OneDrive・Dropboxなど主要なサービスに対応しています。
豊富なテンプレート
作成時にテンプレートを作成できますが、かなりの種類を用意してくれています。
そのままパワポなどにもっていって使えそうなものがごろごろ。
綺麗目なデザインのグラフなどが多いですね。
バカみたいに多い図形
図形(Visioのステンシル)がバカみたいに用意されています。
カテゴリだけでも下のような感じです。
気になった図形を少しご紹介します。
クリップアート
パソコンや人のクリップアートが用意されています。
かなりの高クオリティです。
Bootstrap
Bootstrapで作成するときに使うデザイン図形も多数あります。
ER
ER図作成のパーツです。ER図も書けます。
個人的には、ER図は専用ツールで作りたいですが・・・・。
iOS
iOSのパーツもあります。画面デザインに役立ちます。
モックアップ
Webデザインとかのパーツがあります。ワイヤーフレームで使えそうです。
UML
UMLを作成するためのパーツがあります。
UMLはただいまお勉強中なので、こちら使いたい。
AWS
AWSのアイコンも豊富です。
パワーポイントとかで作る必要はなくなりますね。
Azure
Azureもたくさんあります。
Azuere触ったことないけど、このアイコンは正式のものなんかな・・・。
Cisco
Cisco機器もあります。さすが有名メーカー。
Citrix
なぜかびっくりしたのがCitrixアイコン・・・・なぜこいつがここに・・・・。
Veeam
もっとびっくりしたのが、知る人は知るVeem製品のアイコン。
海外では人気製品だからかな?国内需要も増えてきているので使う機会は増えるかも?
Infographic
いろんなグラフの図形。好みにもよりますが、僕はかなり好きです。
電気
電気論理図も書けます。
フロアプラン
フロア器機もあります。部屋の簡単なレイアウトならさくっと作れそうです。
Web icon
よく見るアイコンたちがずらっと並べられております。
というように、豊富で実用性にとんだ図形がデフォルトで用意されています。
こいつはすごい。
SaaSなのに遅くない
Webアプリなので、動作がもっさりかと思いきやサックサク動きます。
半信半疑な人も1度やったら、ローカルと気にならない程度かと。Visio自体もっさりアプリだったので、気になる人はいないでしょう。
操作しやすいUI
良くも悪くもさっぱりしたUIです。
が、個人的にはこの程度の内容で満足かな。直観的に使いやすいです。
レイヤーなり、スタイル・デザインなり必要最低限は実装してくれているので文句なしです。
デスクトップアプリとして使える
上記からアプリをダウンロードすれば、デスクトップアプリケーションとして利用できます。
下記のようにメニューにdraw.ioが追加されます。(画像はWindows10)
しかもこのアプリ、Windows・macOS・Linuxに対応しております。
下記がデスクトップ版ですが、Webアプリ版と同じUIなので悩むことはありません。
実はオフラインでも使える
デスクトップアプリのURLにOffilineが入っていたので、ネットにつながっていない状態で試したら、使えました。
新規作成OK、既存ファイル読込OK。ローカルディスクに保存OK。
完全にローカルアプリケーションです。
1個注意なのは、今までに読み込んでいない画像は、下記のようになり使用できませんでした。既存ファイルで使っていない図形がある場合も下記のようになります。
まぁがっつり作るのはネット環境で、修正はオフラインでって考えたらそんなに問題はないかと思います。
作成図を共有できる
Googleドライブなどに保存できるので、ほかの人とも共有できます。
draw.io上に共有機能も実装されています。※僕一人なので未検証。
プロジェクトで共有する場合に便利ですね。
draw.ioの残念なところ
たまに保存に失敗する
基本ローカルディスクへ保存して使っていたのですが、たまに保存エラーのメッセージができてきました。すぐに再保存されるので問題ないけど、メッセージでるのが少し多い気がしていらっとしました。
jpg出力のときに図形が出てこないことがある
どのパターンなのかわかりませんが、画像にエクスポートすると出力されない図形がありました。と思いきや別のPCで再作成すると出てきたり・・・・謎です。
Visioステンシルの資産が使えない
これは、draw.ioに限った話ではないですが、Visioステンシルは歴史が長いこともありステンシルの素材が豊富です。やはりこれを使えないのは悲しいものがあります。
まとめ
しっくりくるツールがなく、紙にでも書きだそうかと考えていたので、これは良い出会いでした。もう少し使いこなせるようにちょこちょこ使っていこうと思います。
とりあえず、Visioの代替ソフトは、draw.ioで決まりですわぁ