どうも、Tです。
WSUSを使うとき、WSUSクライアントからWindows Updateの検出間隔を制御する以下のグループポリシーの検証の備忘録です。
- 自動再起動のアクティブ時間範囲を指定する
目次
環境
バージョン
検証環境については、下記記事の「環境」をご参照ください。
事前に設定しているグループポリシー
以下のグループポリシーは事前に設定済みの環境で確認しています。
- 自動更新を構成する
- イントラネットのMicrosoft更新サービスの場所を指定する
- インターネット上のWindows Updateに接続しない
設定の詳細は、下記記事の「Windows Updateグループポリシーの評価・検証結果サマリ」の検証結果を参照してください。
GPOが未構成の場合
「自動再起動のアクティブ時間範囲を指定する」ポリシーが未構成の場合に操作できる項目について記載します。
「設定」->「Windows Update」->「詳細オプション」->「アクティブ時間」は、デフォルトで8:00-17:00になっています。
この時間は手動で変更することができ、最大18時間をアクティブ時間として設定できます。
GPO設定
事前に作成しておいたWSUSクライアントが所属する「c-client-test」OUを右クリックし、「このドメインにGPOを作成し、このコンテナーにリンクする」をクリックします。
GPO名「windowsupdate-5」を入力し「OK」をクリックします。
5の番号は、下記記事の「Windows Updateグループポリシーの評価・検証結果サマリ」の項目に記載しているNoです。
個人的に検証結果がわかりやすいように番号を振っているだけなので任意の名前で問題ありません。
GPOが作成されたら右クリックから「編集」をクリックします。
「コンピュータの構成」->「管理用テンプレート」->「Windows コンポーネント」->「Windows Update」->「自動再起動のアクティブ時間範囲を指定する」をダブルクリックします。
「有効」を選択し最大時間に「8」を入力し「OK」をクリックします。
GPO設定後
GPO設定後、WSUSクライアントを再起動するか「gpupdate /foce」コマンドでグループポリシーを反映します。
アクティブ時間の画面に以下のメッセージが表示されるようになります。
「組織により、ユーザーのアクティブ時間の制限が選択されています。」
「開始時刻から8時間以内の終了時刻を選択してください。」
設定した時間内のアクティブ時間を表示すると以下のメッセージは表示されなくなります。
「開始時刻から8時間以内の終了時刻を選択してください。」
アクティブ時間とは何なのか
アクティブ時間は、OSにユーザーが利用している時間帯を伝えるための機能です。
Windowsでアクティブな時間を使用して PC から離れたときに更新プログラムを取得する
アクティブ時間の間は、Windows Updateによる自動再起動などを自動的に行わず、アクティブ時間外に自動再起動を行うようになります。
参考
まとめ
ユーザーが操作できる時間の幅の指定なので、このポリシーを使う機会は低そうです。
8時間でも18時間でもさほど影響はないように思います。