どうも、Tです。
フリーランス(個人事業主)として活動してるわけですが、コロナの影響もありお暇な状態です。
というわけで、暇な時間を利用してブログをちょこちょこ更新しています。
フリーランスになって1年半ほど経ちました。
今回は、フリーランスになる際にやっておいてよかったなという点をまとめみました。
目次
Tはどのような気持ちで独立したか
T自身は、会社員に戻れる気がしなかったため、先立つものなく(仕事獲得の担保がない状態)で独立してしまいました。
理想は、独立後の仕事がある状態で独立するのがいいとは思いますが、独立の準備や独立後のプランだけはある程度考えていただおかげで大きな苦労もなく暮らせています。
独立で正解というものはありませんが、みんなの参考になると嬉しいです。
事前準備
ローンを組む
車など必要なローンがある場合は、事前にローンを組んでおきましょう。
資産(貯金含む)も多くなく、実績もないフリーランスの社会的信用は、無職に匹敵するほどありません。
なので、ローンを組む必要がある場合は、会社員のときに組んでおくようにしましょう。
Tは、ローン完済の車があったので、それを乗り続けています。
住むところを決めておく
こちらもローンと同じです。社会的信用のない人は、賃貸契約がほぼできません。
今、住んでいるところに住み続ける場合は良いですが、引っ越しを予定している人は、会社員のときに引っ越しを済ませておきましょう。
Tは、会社員時代に物件をローンで購入していたため、そのまま住み続けています。
クレジットカードを作る
クレジットカードも社会的信用がないと作れません。
フリーランスになると経費の関係でプライベートのクレジットカードとは別に、事業用のクレジットカードがあった方が確実に便利です。
プライベート用のものをそのまま流用する人もいますが、事務処理がかなり大変になるので、別に1枚作っておくことをお勧めします。
Tは、社会人のときに無意味に作って放置していたクレジットカードがあったので、それを事業用として利用しています。
仕事用の携帯電話を契約しておく
Tは、携帯電話もプライベートと仕事用で分けています。
仕事になると、いつ電話がかかってくるかわかりません。
時には出たくないときもあるでしょう。でもプライベートと兼用していると電源を切ることもなかなかためらわれます。仕事用のアプリを多く入れるので、兼用していると容量など圧迫される可能性も高いです。
もしもフリーランスをやめた場合も、その電話番号はお客さんに知られたままです。フリーランスをやめた後も個人の番号が至るところに残ることになり少し気持ち悪さがあります。
SIMフリーなど格安プランも多くあるので、お金に緊迫されていない方は仕事用の携帯電話も別途準備することをお勧めします。
事業内容を考える
フリーランスになったら、何をしてお金を儲けるか?を考えておきましょう。
フリーランスは、法人と比べどのような事業の縛りがかなり緩いです。
ですが、開業届を出すときは事業内容を記載しますし、契約の内容などによって事業税率が変わってきます。(事業内容によって0%、3%、4%、5%で変わる。)
事業によって必要な書類も変わってくるのでどのような方法でお金を稼ぐのかを考えておきましょう。
Tは、IT分野で技術を時間で売る(準委任契約)か成果でお金をもらう(請負契約)をメイン事業にしています。
どのように仕事を獲得するか考えておく
フリーランスは、会社員のように仕事を与えられないため自分で仕事をとってこなければいけません。
どのような方法で仕事を獲得するか考えておきましょう。
Tは独立するときに以下を考えて全部実践しましたが、最終的には人伝手に紹介してもらう方法に落ち着ています。
どれにも一長一短があるので、自分にあったスタイルを模索してみましょう。
- 自分でサービスを作って売る
- クラウドワークス・ランサーズなどで仕事を得る
- フリーランス専用のエージェントを使って仕事を紹介してもらう
- 飛込み営業をして仕事を獲得する
- 知り合い(会社員時代の同僚など)から仕事を回してもらう
- 勉強会などに参加してフリーランス仲間などから仕事を紹介してもらう
独立することを周りの人に伝えておく
独立する(フリーランスになる)決心がついたら、周りの友人・知人に事業内容も含めて伝えておきましょう。
繋がりから仕事を紹介してくれる機会も多いものです。
わざわざ一人一人に伝えるのは大変なので、SNSや飲み会などの集まりがあった際にふんわりと伝える程度でいいかなと考えています。
収入がなかったときにどうするか考えておく
独立して仕事があると確約できている人はいいですが、独立後に仕事を探す人は無収入状態になります。
Tも独立してから初めての売上が入金されたのは四か月後でした。
下手をするっともっと長期間収入0が続いたかもしれません。
なので、普段の生活を送るのために一か月あたり最低どの程度の生活費が必要か?お金が尽きかけたときにどうするか?を考えておきましょう。
ちなみに、サラリーマンからフリーランスになって見落としがちなお金は以下のような部分かなと思います。
- 家賃補助がなくなるため家賃がボディーブローのように効いてくる
- 通勤定期がないため、どこに出かけるにもお金がかかる
- 会社用の携帯がないため、自分の携帯電話料金が上がりやすい
- 資料の印刷費がかかる(インク代とかかなりの出費になる)
Tは、仕事がとれなかったらアルバイトでもするつもりでした。
家族の了承を得ておく
事前準備で一番大切なのは、家族の了承を得ることかと思います。
成人の方は、すでに自分で判断できるので親の了承は不要と思っていますが、既婚者の方はパートナーから(未婚のかたは恋人から)了承を必ず得るようにしましょう。
フリーランスは、上司など舵を切ってくれる人はいません。自分で決断していく必要があります。そのときに家族からも理解されないようだと完全な孤立状態になって精神的に苦しくなることが想像できます。
また、大黒柱的な立場の方の場合、収入が不安定になることにパートナーが嫌悪感を示す方も多く喧嘩の理由にもなります。
Tの家族は理解度が高く色々なフォローしてくれるおかげで、のびのびと仕事ができています。
フリーランスになった後
開業届を出す
フリーランス(個人事業主)になったときは、住んでいる(事象所がある)税務署に開業届を出す必要があります。
個人事業主の開業届は、事業開始後に出しても問題ありません。このあたりは法人よりかなり緩いですね。
[提出時期]
事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。
なお、提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります。
Tは、自宅で書類を書いてから税務署に伺って1分で終わりました。(税務署のハンコを押してもらって控えをもらったら終わり)。
非常に簡単にフリーランスになることができました。
所得税の青色申告承認申請手続をする
確定申告の際に、青色申告ができるようにするための申請です。こちらも税務署に提出します。
開業届と一緒に提出することが必須ではありませんが、別々に出すのも面倒なので一緒に手続きしてしまいましょう。
こちらも書類を記入しておけば1分ほどで終わります。
[提出時期]
青色申告書による申告をしようとする年の3月15日まで(その年の1月16日以後、新たに事業を開始したり不動産の貸付けをした場合には、その事業開始等の日(非居住者の場合には事業を国内において開始した日)から2月以内。)に提出してください。
フリーランスになる際に調べたのですが、青色申告は面倒くさいから白色申告でやって問題ないというブログ記事が散見されました。
詳細は割愛しますが、白色申告のほうが記帳が簡単なことはありますが、売上分析する際は結局のところ青色申告と同様の情報量が必要になりますし、青色申告の書類も慣れればそこまで面倒でもないと感じます。
また、一番大きいのは青色申告のほうが税制上かなり有利(節税できる)になっているため、白色を選択する理由はないと考えています。
事業用の銀行口座を作る
クレジットカードを作る理由と同じです。
事業用の銀行口座を作るときに屋号を入れたかったため開業届控えが必要なので、開業届を出した後に作ることにしました。
どこの銀行がいいかというところですが、首都圏だとメガバンク・地方だと地方銀行など色々別れるところです。
Tは、首都圏のお客様メインなのでメガバンクの三井住友銀行さんで作りました。
三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行について調べた所感について記載しておきます。
もう1つの選択肢としてネットバンクがあります。
手数料が安かったり金利がよかったりメリットだらけなので検討したのですが、事業取引では嫌悪される可能性が高いです。
上場企業さんと取引することもあるのですが、会社が大きくなればなるほどメガバンクなどの銀行さんのほうがスムーズにやり取りできるなという印象があるのでこういった点も考慮してください。
三井住友銀行
実際に三井住友銀行で屋号入り口座(屋号+本人名)を作りました。
良かった点の1つ目として、屋号入りの口座を作るときに申請と承認が必要なところが多いのですが、三井住友銀行さんは開業届控えの確認と事象内容の説明だけで即日発行してくれました。
開設時の入金も5万円程度だけにも関わらず真摯に対応いただきスムーズに手続きが行えました。
決定打は、事業用の口座でもインターネットバンキングが無料で利用可能なことです。
※だいたいの銀行さんは、事業用口座でインターネットバンキングを利用する際は有料になることが多いです。
みずほ銀行
実際に口座開設をしようとしました。
窓口で開業届の控えの確認と事業内容の説明をして審査に1~2週間ほどかかると案内いただきました。また実際に活動している書類(事業Webサイトやチラシなど)の提出も求められます。
その後、審査は通りましたがその間に三井住友銀行さんで口座開設できたのでお見送りしました。
また、事業用の口座ではインターネットバンキングのみずほダイレクトは利用できません。
窓口でも確認しましたが、「使えません」と一蹴されてしまいました。
みずほダイレクトは、個人のお客さまがご利用いただけるサービスです。
法人名義の口座、屋号付きの口座など事業用としてお使いの口座や、同好会などの団体名の口座では、みずほダイレクトはご利用いただけません。法人のお客さまや、個人事業主のお客さま向けのインターネットバンキングにつきましては、「みずほe-ビジネスサイト」「みずほビジネスWEB」をご覧ください。
みずほビジネスWebなどを利用することはできますが、月額3300円ほど必要になります。
三菱UFJ銀行
実際に窓口にはいっていません。調べた限り下記の方のブログがわかりやすいかったです。
申請方法はみずほ銀行とさほど違いはないように思います。
やはりここでも問題なのは、インターネットバンキングの三菱UFJダイレクトは利用できません。
お申し込みは個人のお客さまに限らせていただきます。
個人でも屋号付き名義の場合や、法人の場合はご利用いただけません。その場合は、「BizSTATION」をご利用ください。
BizSTATIONを利用するこはできますが、こちらも月々1680円ほど必要になります。
レンタルオフィスを借りる
これも事業にかけられる余剰金があれば借りた方がよいかなと考えています。
月数千円~数万円程度になります。レンタルオフィスが難しいような場合は、コワーキングスペースなども検討してもいいかなと思います。
下記のようなメリットのために借りました。
- 利用しているほかのフリーランスや企業の人ととビジネスの話をする機会が増える
- 名刺に住所ではなくレンタルオフィスの所在地を記載できる(家の場所を伝えなくてよい)
- レンタルオフィスの設備を使える(コピー・スキャナ、インターネット、自販機、郵便ポスト、電話代理など。だいたい有料)
- 家とは違うところで仕事することで気分転換になる
Tは、名刺に家の住所を入れたくなかったのが一番大きな理由でレンタルオフィスを借りました。
名刺を作る
ぜひ名刺を作りましょう。リモートワークなども流行りだし名刺を使う機会は減っていると方もいますが、ビジネスの挨拶で名刺はまだまだなくてはならないものです。
Tは、飛込営業的なこともするので、年間200枚くらい消費しています。
名刺も1枚あたり数円~数百円と利用する材質によって幅があります。印刷サンプルは印刷屋さんに申し込みすれば無料で手に入れることもできますので、おっ!と思われる材質とデザインのものを用意しておくと記憶に留めてもらえる可能性が高まります。
フリーランスでたまに奇抜すぎる名刺(真っ黒なもの、大きさが極端に大きい・小さいもの)などります。デザイナーさんの名刺はそれでもいいかもしれませんが、最低限のビジネス感は残し差別化できるようなものが好まれるように感じます。
Tは、材質にこだわり1枚80円くらいのものを利用していますが、初めてのときは名刺の話でも盛り上がることもあるので材質を差別化するのはおすすめです。
価格とクオリティのコスパの良さから印刷広場さんに落ち着きました。
電子印を作っておく
見積や請求書などの処理を電子処理していますが、印鑑がないと原本(印刷して印鑑を押印しているもの)を求められることが非常に多い印象です。
印刷して、押印して、郵送しては結構な労力になるので省きたい処理ですね。
そんなときも電子印が押してあると割と納得してくれますのでお勧めです。
Tは、Web認印で大まかな形を作ってIllustratorで加工して使っています。
見積・納品・請求・契約書の作成、管理方法を考えておく
フリーランスで活動していると見積・請求・契約書などの事務処理も行わなくてはなりません。
エクセルやワードで作るのもありですが、件数が多くなると事務処理だけで多くの時間を浪費します。
Tは、契約書はWordで作成して利用しています。
見積・納品・請求書はMisocaさんを利用しています。一定枠は無料で使えるのでお勧めです。
ただ、機能不足を感じているので他のサービスに乗り換えるか検討中です・・・。
確定申告の準備をする
個人事業主は、法人と違い事業年度が固定されています。(1月1日~12月31日の1年間)
確定申告は2月ごろから~3月ごろまでの期間で行います。(2020年はコロナの影響で期間が延びているようですね)
年始までにためていた処理を一括で行うとかなりの労力を使うため、開業したら月末など決めて処理を行いましょう。
エクセルなどで作成している方もいるようですが、会計ソフトの利用をお勧めします。
また税制は毎年何らかの変更があるので、買い切りよりもクラウド会計ソフトがよいでしょう。買い切りもいいように思いますが、税制変更のために毎年購入すると費用はそんなにかかりません。
月々固定費として1000円~程度かかりますが、毎年の変更にも自動で対応してくれるため、Tはマネーフォワードクラウド確定申告を利用しています。
また、フリーランス向けの有名なものにfreeeがあります。
これは会計知識のない人でも使いやすくするために、帳簿や入力方法が一般的な会計知識とは異なったものになっていました。
Tは決算書を読んだり、会計知識も学びたかったので見送りましたが、初心者にも使いやすいサービスかと思います。
まとめ
Tは小心者なので上記以外にもいろいろな準備をしましたが、その中でも有用なものをピックアップして記載しました。
実際にフリーランスで働きだすと色々と働くことへの知識不足を痛感しますが、自分で決めて調べて好きなように判断していくのは楽しいものです。
最近フリーランスを目指す方も増えているように感じるので、参考にしてみてください。