どうも、Tです。
検証環境を新しくしてる最中なので、備忘録がてら記事にしました。
UnityVSAってなんぞらほい?みたいな人はこの記事みないと思うので割愛します。
今回は、検証で使えるように下記3つまでやります。
- インストールする
- 初期セットアップする
- Poolを作る
下記でまとめてくれているのですが、とりあえずパパっと検証環境作るときには内容が多いので、自分用まとめです。
目次
事前準備
DELL EMCさん、あるあるなんですがいろんなところでアカウントのログインを要求されます。アカウント登録しておくことをお勧めします。
環境
- UnityVSA:UnityVSA-5.0.0.0.5.116.ova
- vSphere:6.7 Build:14320388
- vSphereサーバー:PowerEdge R610
ダウンロード
UnityVSAダウンロード
下記からUnityVSAのOVAファイル(UnityVSA本体)をダウンロードします。
UnityConnectionUtilityダウンロード
UnityVSAの初期セットアップに利用するソフトウェアです。今回は、OVAのデプロイ時にIPアドレスを指定するため使いませんが、物理のUnityやIP消失した場合は必要になるので入れておいていいかなと思います。
下記からダウンロードできます。(DELL EMCアカウント必要)
インストール
UnityVSAデプロイ
vSphere vCenterから操作しています。
仮想マシンフォルダもしくはESXiホストを右クリックして「OVFテンプレートのデプロイ」をクリックします。
「ローカルファイル」を選択し「参照」をクリックします。
ダウンロードしたUnityVSAのOVAファイルを選択します。
OVAファイルが選択されていることを確認し、「NEXT」をクリックします。
仮想マシン名とデプロイ先を選択して、「NEXT」をクリックします。
デプロイするESXiホストを選択して「NEXT」をクリックします。
オプションに関してメッセージがでるので読んで、「NEXT」をクリックします。
デプロイ先のデータストアを選択します。仮想ディスクフォーマットの推奨はシックプロビジョニングです。シンディスクでも動きました。
「NEXT」をクリックします。
仮想マシンのネットワークを選択します。今回は、物理NICを分けてESXi側で「VM-NW-Mgmt(管理用)」「VM-NW-Storage(ストレージトラフィック用)」に分けました。
ソースネットワークがUnityVSAの役割のNICになっているので、それぞれに合わせて設定します。全部同じネットワークで作っても動きました。
「NEXT」をクリックします。
System NameとIPアドレスを設定します。ここでIPを指定しておくと、UnityConnectionUtilityは必要ありません。
「NEXT」をクリックします。
内容を確認して、「FINISH」をクリックします。
デプロイが始まります。
5分くらいでデプロイが完了します。
UnityVSA起動
UnityVSAの電源をパワーオンします。
仮想マシンの起動が開始されます。
数分程度で下記のログインが出てきますが、Webブラウザからの操作はには20分ほどかかるので少々お待ちます。
初期セットアップ
UnityVSAパワーオン後、20分ほどでWeb管理画面(以下、Unisphere)につながるようになります。管理ユーザー名「admin」デフォルトパスワード「Password123#」を入力して「LOG IN」をクリックします。
Configuration Wizardが始まります。「NEXT」をクリックします。
「Accept License agreement」を選択し「NEXT」をクリックします。
adminのパスワードを変更します。パスワードを入力して「NEXT」をクリックします。
「Set service password the same as admin password」にチェックを入れておくと、UnityVSAで利用するSerivceユーザーのパスワードもadminと同じになります。
DNSを設定して「NEXT」をクリックします。
NTPを設定して「NEXT」をクリックします。
UnityVSAの利用にライセンス認証が必要です。ここでライセンス認証を行います。ライセンスファイルを生成・ダウンロードするために「Get License Online」をクリックします。
この画面に記載のあるSystem UUIDをライセンス認証に必要なのでメモしておいてください。
悲しいことに「Get License Online」からライセンスのページに行けた試しがありません。下記のURLからも行けるため下記URLにアクセスします。
DELLEMCアカウントでログインします。
ENTER THE SYSTEM UUID GENERATEDUPON SOFTWARE INSTSALLに先ほどメモしたSystem UUIDを入力します。
PRODUCT NAMEは、UnityVSA/Unity Cloud Editionを選択してSUBMITをクリックします。
少し待つとライセンスファイルが生成されます。「DOWNLOAD」をクリックします。
Firefoxだけ?かもしれませんが、ファイルがダウンロードされず文字列が表示されます。ライセンス内容自体なので、すべてコピペしてテキストファイルに保存しておきます。
拡張子は「.lic」で保存してください。
「Install License」 をクリックします。
「参照」をクリックし先ほど保存してlicファイルを選択します。
ファイルが選択されていることを確認し「Finish」をクリックします。
「Close」をクリックします。
ライセンス認証が成功したことを確認して「NEXT」をクリックします。
Poolの作成ですが、まだディスクがないので作成できません。「NEXT」をクリックします。
アラート設定です。必要に応じて設定し「NEXT」をクリックします。
Proxy設定です。必要に応じて設定し「NEXT」をクリックします。
iSCSIの設定です。Poolがないのでまだ設定できません。「NEXT」をクリックします。
NASの設定です。Poolがないのでまだ設定できません。「NEXT」をクリックします。
初期セットアップが終わりました。「Close」をクリックします。
Poolを作る
UnityVSAシャットダウン
仮想マシンに仮想ディスクを追加するためUnityVSAを一旦シャットダウンします。
「SYSTEM」->「Service」->「Service Tasks」->「Shutdown Storage System」を選択し、「Execute」をクリックします。
Serviceユーザーのパスワード(初期セットアップ時に設定したパスワード)を入力し「OK」をクリックします。
「OK」をクリックします。最大45分的なことが書いてますが、10分程度でUnisphereにつながらなくなったらOKです。
Your storage system is being shut down, and you will be logged out of Unisphere. This process can take approximately 25 to 45 minutes to complete.
ストレージシステムがシャットダウンされ、Unisphereからログアウトされます。 このプロセスは、完了するまでに約25〜45分かかる場合があります。
仮想マシンのディスク追加
Pool用のディスク(UnityVSAで言うvDisk)を追加します。仮想マシンの設定の編集をクリックします。
すでに3本のディスクがありますが、これはUnityVSAのシステムディスクなのでPoolには使えません。
「新規デバイスを追加」をクリックします。
「ハードディスク」をクリックします。
50GBの仮想ディスクを追加しました。
UnityVSAの推奨はシックプロビジョニングです。シンディスクでも動きました。
同じ手順で50GB×3つの仮想ディスクを追加しました。
UnityVSA起動
UnityVSAをパワーオンします。
Pool作成
Unisphereへ接続し「SYSTEM」->「System View」->「Virtual」を見ると3本のディスクが追加されているのがわかります。
Poolを作成していきます。
「STORAGE」->「Pools」->「+」をクリックします。
Poolの名前を入力して「Next」をクリックします。
ストレージのStorage TierにPerformance Tierを選択します。
Tierの説明は面倒なので、下記をご参照ください。
Tier – A label used to describe the various categories of media used within a Pool. In a physical system, the tier directly relates to the
drive types used within the Pool. The available tiers are the Extreme Performance Tier (Flash drives), the Performance Tier (SAS
drives), and the Capacity Tier (NL-SAS drives). For the virtual Unity system, the storage tier of a Virtual Drive must be entered manually
and should be chosen to match the underlying characteristics of the Virtual Disk.
3つともPerformance Tier選択して「Next」をクリックします。
Performance Tierにチェックをして「Next」をクリックします。
「Next」をクリックします。
vSphereのVVolを使う場合は、チェックを入れます。今回は使わないので、「Next」をクリックします。
「Finish」をクリックします。
Poolができました。「Close」をクリックします。
Pool01ができました。
参考
まとめ
あとはブロックとして使うも、ファイルとして使うもご自由にです。
これで次からは迷わず検証環境作れる・・・。